2008-01-01から1年間の記事一覧
スリーマイル島の原子力発電所事故(1979.3)やチェルノブイリ原子力発電所事故(1986.4)などの影響で、アメリカやヨーロッパなどでは新規の原子力発電所建設の凍結《実際には1973年に発生した第一次石油危機以降の建設費の高騰のため、アメリカでは1974年以…
アル・ゴア氏が、7月17日に「世代の挑戦:米国の電力を新エネルギーでまかなう (A Generational Challenge to Repower America)」と題した講演を行なっています。 以下はその要約。【経済やガソリン価格高騰など、今ほど多くのことが同時に間違った方向に…
2月26日の日記「世界の風況」に書きましたが、世界全体では少なくとも約72TW(テラワット)が風力によって発電可能とされ、これは世界全体の電力需要量(14TW)の約5倍に相当します。 また東京大学と東京電力の共同研究により、関東沖50キロ以内の洋上に…
先日ユーロ2008(サッカー)のドイツ対ポルトガル戦を観ていたら、ドイツのメルケル首相がスタンドでファンと一体になって、試合内容に一喜一憂している姿がテレビに写っていました。 国民の最大の関心事であるサッカーの試合を観戦するのはどこの国の元首で…
「地球を考える会」は温暖化対策において、首相に以下の提言をしました。・「二酸化炭素(CO2)の排出削減と生活の質の維持・向上の両立が不可欠」としたうえで、再生可能エネルギー、風力発電や太陽電池などの開発促進だけでなく、原子力発電の世界的な…
「起こってもいない事をくよくよ考えるべきではない、成る様に成る」とよく言われています。しかし現状のままでいいのかと思う事もあります。毎日毎日豊かな生活を追い求め、忙しく働いていてあれこれ余計な事を考える余裕のないとき、起こっていないからと…
ウランの放射性同位体であるウラン235に中性子線をあてて原子核が分裂するとき熱エネルギーや放射線を発生します。(100万度に達する)原子力発電は、この熱エネルギーを使って発電します。原子核分裂が発見された当時、その強大なパワーを何に使うのか、…
2008年4月1日に 京都議定書の約束期間が開始(2012年まで)しましたが。 『昨年12月3日インドネシア・バリ島で始まった気候変動枠組み条約の第13回締約国会議で、京都議定書に定めのない2013年以降について、温室効果ガス削減目標を示さない日本に…
以前オーストラリアで空中風力発電の開発研究が進んでいることを取り上げたが、カナダでも、マジェン社という企業で空中風力発電の開発が進んでいるらしい。地上30mよりも地上550mの高空の方が、風力が安定して強い事を応用している。ヘリウムガスの…
『風の惑星』というSF映画がありました。『スターウォーズ』のマーク・ハミルが主演していました。大規模な環境汚染により文明が滅亡した地球で、人々は荒廃から立ち上がり、小さな共同体を作って新たな生活を送っていた。荒廃し、風の吹きすさぶ地球では、…
気象庁の発表(平成20年3月10日)によりますと九州・沖縄海域、日本海の中部および南部、日本南海域における、2007年までのおよそ100年間にわたる海域平均海面水温(年平均)の上昇率は+0.7〜+1.7℃/100年になるそうです。世界の海面温度は1950年からの…
政府は道路特定財源59兆円で、日本の繁栄を願い、さらに沢山の道路を作ってゆくつもりです。先日竹村健一さんが、面白いことをおっしゃっていました。「歴史上の大帝国 ローマ帝国において、『世界の道はローマに通ず』と言われました。確かにローマ帝国は…