風力発電 なにやってんだ日本は

中東の産油国 アラブ首長国連邦アブダビ首長国が、太陽光、風力など再生可能エネルギーを中心に据えた「世界初のゼロカーボン都市(二酸化炭素ゼロの都市)」「マスダールティー」を建設しています。

そして再生可能エネルギー分野で世界一の拠点作りを目指しています。


マスダールシティの敷地面積は6万平方キロで、世界から1500社を招致し、再生可能エネルギー分野をリードする研究、教育、金融、企業を集結し、4万人が居住し5万人が通う都市となります。

都市内はモノレールと電気自動車が交通機関となり、電力は全て太陽光、太陽熱(夜も発電可能)及び風力等の再生可能エネルギーでまかなわれます。

石油大国がなぜ再生可能エネルギー戦略をとるのでしょうか

・石油依存から脱却する為、産業多角化を図ろうとしている。
 石油と天然ガスが落ちて行く中、国際エネルギー市場での地位を維持す るには補うものが必要で、それが再生可能エネルギーだ。

・本来産油国にとって再生可能エネルギーは石油と競合し将来の収入を奪 いかねない脅威のはず。それなのになぜ自ら開発に力を入れるのか。そ れは「石油には限りがあるが、太陽にはない」景気回復とともに世界の エネルギー需要はいずれ回復し、化石燃料だけでは長期的な需要増に対 応するのが困難になると観る。太陽光や風力が重要な役割を担う日は遠 くない。ならば今から投資して主要プレーヤーになろうという戦略で  す。


ところでこのプロジェクトの建設費はどのくらいかかると思いますか。

それは230億ドル(約2兆円)です。なんかまた見た事のある数字じゃないですか。

そうです。もう予算も決まり、施行されたあの定額給付金の総額です。


日本はエネルギー源である石油とウラニウムをすべて輸入に頼っています。

自国のエネルギー源を全て輸入に頼っているなんて。なんとお気楽で、危機感のないエネルギー戦略なのでしょうか。

政治の素人が考えたって、これはおかしいんじゃないですか。世界第二の経済大国なんて底が知れたものです。なにやってんだ日本政府は!