風力発電 道路特定財源の一般財源化で風力発電に取り組んでみたら?

政府は道路特定財源59兆円で、日本の繁栄を願い、さらに沢山の道路を作ってゆくつもりです。

先日竹村健一さんが、面白いことをおっしゃっていました。

「歴史上の大帝国 ローマ帝国において、『世界の道はローマに通ず』と言われました。確かにローマ帝国は多くの道を作り繁栄を謳歌しました。しかし時が経つにつれあまりにも多くの道を作り過ぎたため、補修に追われ、帝国は滅亡への道を辿りました。」

この歴史上の教訓を無視して、日本は道を作り続けるつもりなのでしょうか。


道路特定財源59兆円を一般財源化して、風力発電施設、洋上ウインドファームを作る事を提案します。
そして、これを電気自動車のエネルギー源とします。電力代は無料とすることで爆発的に電気自動車は増えることでしょう。

あるいは発電した電気エネルギーで水素を作り、燃料電池自動車に。または水素エンジンを動力とした自動車でも良いでしょう。

そして日本初の国産エネルギーによって自動車が走り始めます。

なにしろ風力発電施設を設置さえしてしまえば発電の為の燃料は、風だけなんですから

電力エネルギーの為の発電によって発生するCO2の量に比べ、全ての自動車が発生する排出ガスのCO2の量はその3倍以上になります。

自動車の排出ガスがなくなることにより、CO2の削減目標などすぐ達成してしまいます。

日本はCO2の排出権を世界に売るようになるでしょう。

しかしここで一つ大きな問題があります。道路特定財源は、ガソリンが売れることによって得られる財源だからです。

日本中の車が電気自動車になってしまったら、ガソリン税は取れなくなり財源が確保できなくなってしまいます。

しかしそれは、残ったガソリン車や飛行機、船舶の燃料から税金を取ることにしましょう。

モーターで車が走ることにより、町は静寂を取り戻します。

静かに走る事で発生する歩行者への危険性は高性能のナビとレーダーで防ぎます。


いまさら道路を作るより、現在有る技術で対応が可能な風力発電という、環境に負荷を与えないシステムでエネルギーを作ったほうが、より高度で、より夢のある生活が、期待出来るとは思いませんか。

道路工事業者の方々にとっても、風力発電施設の建設は、大規模な土木工事を伴い、その力を道路工事から風力発電所建設にシフトして行くことで生活は成り立って行きます。

新しい環境に全てがシフトしてゆく事により新しい未来が開けます。

革命的な技術革新を一気に望むことはできません。

しかし今までのやり方に何時までもしがみついていたのでは、希望のある未来は望めません。

日本は300年続いた江戸幕府の時代のように常に安定した社会を求めます。

しかし幕末には江戸湾に訪れた黒船によって目覚めの時を迎えています。


ところが、現代は深き眠りに着こうとして、あえて黒船を視ようとしていません。

それとも為政者が金に目が眩んで黒船が見えなくなってしまっているのでしょうか。