風力発電  イギリスの状況

イーオン・UK・リニューワブル社、シェル・ウィンドエナジー社、コア社の3社の共同企業体となる英ロンドン・アレイ社は21日、イギリスのケント・コーストから20kmの沖合いに世界最大の海上風力発電施設を建設することを発表した。

同社が政府に提出していた建設計画が政府から認可が下りたことを受けて正式発表したものとなる。

この海上風力発電施設は合計341機の風力発電機を90平方マイル(約144平方km)の海上に設置するというもの。完成後には75万人の人口を有するロンドンの全家庭での消費電力に相当する1000MWの電力を供給する予定だ。

イギリスでは風力発電などを始めとする代換発電手段を利用することによって毎年190万トンのCO2を削減する計画を進めており、今回、開発許可が下りたケント・コースト沖の風力発電施設などもそれらの計画実現のために寄与することが期待されている。

画像上はの海上風力発電施設の完成予想図。風力発電機は画像のように遠浅の海底に直接土台を形成して設置される。画像下は風力発電施設の設置予定地。